1889年(明治22年)のこの日、エッフェル塔の落成式が行われた。
エッフェル塔は、フランスの首都パリのシャン・ド・マルスの広場に立つ鉄塔で、パリの象徴的な名所となっている。同1889年5月6日に開催されたパリ万国博覧会(パリ万博)に合わせて建設され、フランス人技師ギュスターヴ・エッフェルが設計した。エッフェル塔の名前は彼に由来する。建設は万博に間に合わせるため、2年2ヵ月という驚異的な速さで完成した。
建設当時の高さは312.3m(旗部を含む)で、1930年(昭和5年)にアメリカのニューヨークに高さ319mのクライスラー・ビルディングが完成するまでは世界一高い建造物であった。現在は放送用アンテナが設置されたため、エッフェル塔の高さは324mとなっている。
1991年(平成3年)、エッフェル塔を含むパリのセーヌ川周辺は世界遺産として登録された。エッフェル塔は、世界で最も多くの人が訪れた有料建造物である。2017年(平成29年)9月には通算来場者数が3億人を突破して記念式典が開催された。