1909年(明治42年)のこの日、アメリカ海軍の軍人・探検家のロバート・ピアリー(Robert Peary、1856~1920年)ら6人が、世界で初めて北極点に到達したとされる。
1886年(明治19年)のグリーンランド探検から、数度の北極点到達失敗を経ての悲願達成だった。しかし、彼が一番乗りかどうかという論争は80年以上も続き、アメリカ地理学会が彼の偉業を認定したのは1989年(昭和64年/平成元年)のことだった。
ただし、後の詳しい測量により、ピアリーらが北極点だとしていた点は正確には北緯89度57分(北極点から約6kmの地点)であったことが分かっている。また、ナビゲーションの技術を持つ者がいなかったにもかかわらず、旅程が不自然に順調であることなどから、到達そのものを疑問視する説もある。
関連する記念日として、1月29日は「昭和基地開設記念日」、12月14日は「南極の日」となっている。