兵庫県姫路市の観光課が1990年(平成2年)に制定。
日付は「し(4)ろ(6)」(城)と読む語呂合わせから。姫路城を中心とした市の復興が目的で、この日を挟んで一週間は、姫路城周辺の文化・観光施設の無料開放、観桜会などが開かれる。
また、愛知県名古屋市のシンボルでもある名古屋城でも2002年(平成14年)に同じ語呂合わせで4月6日を「城の日」としている。この時期には「名古屋城桜まつり」が開催される。
日本三大名城の一つとされる姫路城は、1346年(正平元年)に赤松貞範により築かれた。西国統治の重要拠点として羽柴秀吉・池田輝政・本多忠政が城を拡張し、五層六階の大天守と三つの小天守があり、その真っ白な外観と形から別名・白鷺城(はくろじょう・しらさぎじょう)とも呼ばれる。
姫路城は、江戸時代初期に建てられた天守や櫓などの主要建築物が現存し、国宝や重要文化財に指定されている。また、主郭部を含む中堀の内側は「姫路城跡」として国の特別史跡に指定されている。
姫路城は、明治時代に大修理が行われ、姫山公園(現:姫路公園)として整備し、1912年(大正元年)に一般公開された。その後、1931年(昭和6年)に国宝に指定され、1993年(平成5年)にはユネスコの世界文化遺産に登録された。その他、2006年(平成18年)に日本100名城、2009年(平成21年)に平成百景に選定されている。