学習参考書を出版する出版社で組織する学習書協会が1984年(昭和59年)に制定。「花祭り」の日であり、全国的に入学式が行われるこの日が選ばれた。参考書の大切さを知ってもらうことが目的。
学習参考書は、教育課程にしたがって内容が編成された教科書などの教科用図書と一線を画すために、テーマ別の内容編成や、より学問的な内容編成が行われていることが多い。広義には、問題集や各種の資料集も含んで参考書と呼ばれることもある。
大学受験向けの分野では、1980年代後半には語学春秋社から出版された、予備校の講義をそのまま活字にしたスタイルの講義型参考書と呼ばれる参考書がヒットした。また、大手予備校(代々木ゼミナール、河合塾、駿台予備学校、東進ハイスクールなど)は独自の出版部・出版社(代々木ライブラリー、河合出版、駿台文庫、東進ブックスなど)を有しており、多くの参考書を市販している。