山梨県中央市に事務局を置き、「ほうとう」関連商品を扱う企業などで構成される「たべるじゃん//ほうとう推進協議会」が制定。
日付は「ほう(4=フォー)とう(10)」と読む語呂合わせから。
山梨県の郷土料理である「ほうとう」の美味しさをより多くの人に知ってもらい、消費の拡大を図ることが目的。記念日は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「ほうとう」とは、基本的には小麦粉を練りざっくりと切った太くて長い麺を、カボチャなどの野菜と共に味噌仕立ての汁で煮込んだ料理である。
戦国時代の武将・武田信玄が自分の刀で食材を切ったことから「宝刀」(ほうとう)と名付けられたという俗説もある。かつて山梨県内の各家庭で毎晩のように食べられていた「ほうとう」だが、食生活の変化や核家族化により、若い世代を中心に食べる機会が減ってきている。
同協議会では、食文化の伝承と「ほうとう」の復権を目指して、「ほうとうの歌」をつくったり、企業や学校給食のメニューとして出してもらうよう呼びかけたり、続々と企画を打ち出している。
関連する記念日として、「ほうとう麺を使用したラーメン」の「ラーほー」を山梨県笛吹市の新ソウルフードとして全国に知ってもらうために11月21日は「ラーほーの日」となっている。