量子科学と量子技術への理解と認識を深めるため、国際的な研究者らによって2021年(令和3年)に制定された。
日付はプランク定数(h)の約4.14×10-15eV·s(電子ボルト秒)にちなんで4月14日に。プランク定数はエネルギーと時間の積であり、量子物理学を支配する基本定数である。記念日の英語表記は「World Quantum Day」であり、日本語では「世界量子の日」とも呼ばれる。
quantum(クアンタム)は「量子」という意味で、物質やエネルギーが連続的ではなく、それより小さく分けることができない最小単位として存在する量を指す言葉である。ラテン語のquantus(クアントゥス:どれくらいの量か)に由来し、もともと量や分量を意味していたが、20世紀以降に物理用語として「量子」の意味が確立された。
国際的な記念日であり、2022年(令和4年)4月14日に最初の「世界量子デー」が実施され、5大陸40ヵ国以上で200を超えるイベントが行われた。アメリカ上院は2023年(令和5年)5月2日に「世界量子デー」を記念し支持する決議を可決した。
この記念日には科学者や技術者、教育者、起業家、歴史家、哲学者、芸術家などのあらゆる分野の人々やその組織が、講演会や展示会、研究会、パネル展示、芸術作品の制作など独自の活動を展開する。
2026年(令和8年)4月14日にはGoogleのトップページのロゴ(Doodle)が「世界量子デー」のテーマのものに変わり、記念日を祝った。その他にも日本科学未来館がFacebookで情報を発信しているのを確認でき、日本国内でも記念日を祝う気運が高まっている。