1923年(大正12年)のこの日、アメリカの動物学者ロイ・チャップマン・アンドリュース(Roy Chapman Andrews、1884~1960年)がゴビ砂漠へ向けて北京を出発した。
その後5年間に及ぶ探検中に、恐竜の卵の化石(25個)を世界で初めて発見した。また、彼はかつてゴビ砂漠が植物で生い茂った平野であり、大きな湖があったことを証明した。これらの発見により、その後の本格的な恐竜研究の始まりとなった。
Wikipediaのアンドリュースの頁では、4月17日についての情報はないが、1923年6月13日に探検隊は世界で初めて恐竜の卵の化石を発見した、との情報がある。その卵の化石は、当初は角竜類のプロトケラトプスのものだと考えられていたが、1995年(平成7年)に獣脚類のオヴィラプトルのものであると同定された。
アンドリュースは探検中に危機一髪の状況に何度も遭遇し切り抜けてきたが、それらの多くが今も伝えられている。クジラ、サメ、ニシキヘビ、オオカミ、盗賊や中国兵に襲われたこともあった。これらの経験から、彼は映画『インディ・ジョーンズ』の主人公インディアナ・ジョーンズのモデルの一人と言われている。