国際デーの一つ。「世界図書・著作権デー」の英語表記は「World Book and Copyright Day」。
スペインからの提案に基づき、1995年(平成7年)11月の国際連合教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の総会で採択され、翌1996年(平成8年)から実施している。「世界本の日」(World Book Day)とも呼ばれる。
この日はスペインで伝統的に「本の日」として祝われる「サン・ジョルディの日」であり、また、『ドン・キホーテ』の作者であるスペインのミゲル・セルバンテス、イギリスの劇作家であるウィリアム・シェイクスピアなど多くの文筆家の誕生日や命日であることにちなむものである。
この国際デーは、読書・出版・著作権(知的財産権)保護を促進するための日である。また、書籍とその作者たちに敬意を表する日であり、読書の楽しみを特に若い人々に伝えるとともに、人類の文化的・社会的進歩に果たした人々のかげかえのない貢献への敬意を新たにすることを目的としている。
この日には世界各地で、本や読書に関連するイベントが開催される。日本ではこの日が「子ども読書の日」に制定されており、子どもの読書活動を推進する日となっている。