北海道札幌市西区に本社を置き、日本初の家庭用焼肉のたれであり、北海道のジンギスカン普及に大きく貢献した「成吉思汗たれ」を製造・販売するベル食品株式会社が制定。
「成吉思汗」の読み方を「ジンギスカン」と覚えてもらうとともに、羊肉を焼いて食べる北海道のソウルフードのジンギスカンを全国に普及させ、さらにはジンギスカン以外の料理にも使える「成吉思汗たれ」をアピールするのが目的。
日付は、たれをかける意味合いから週間カレンダーで「羊肉の日」とされる4月29日の真上にくる4月22日に。また、お花見とともにジンギスカンの最盛期にもあたる。記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
ベル食品株式会社の創業は第二次世界大戦直後の1947年(昭和22年)のこと。北海道大学農学部出身の7人の青年たちが、北海道の美味しいものを全国の皆さまに食べて頂きたいという大いなる志を持って、北海道札幌で創業した。
札幌の豊平という地で、木造倉庫を工場として使用し、ベル食品の歴史はスタートした。モノもお金もない状態からのスタートだったが、全国の皆さまの食卓に笑顔をお届けしたいという想いと北海道らしい開拓者精神を持って商品開発に挑戦した。
シロップやラムネの製造からスタートした会社は、1954年(昭和29年)には日本で最初の市販用ラーメンスープである「華味(かみ)」を発売し、さらに翌々年の1956年(昭和31年)には日本で最初の市販用の焼肉のたれである「成吉思汗たれ」を発売した。
会社の設立は1958年(昭和33年)3月1日。資本金は4億8525万円、総売上高は2022年(令和4年)度で61億6000万円、従業員は231名となっている。「北海道のソウルフードメイカー」であることを誇りに、地元の食材や味にこだわった特徴ある商品づくりを進める。
北海道遺産に選ばれた北海道のソウルフードであるジンギスカンは、羊肉を焼いて食べるという最もシンプルでポピュラーな羊肉料理。同社の「成吉思汗たれ」は、焼いた羊肉にかけたり、ジンギスカンの締めでうどんにかけて焼きうどんにしたりと、ジンギスカンには欠かせない調味料である。
北海道ではお花見をしながらジンギスカンやバーベキューを楽しむのが定番で、4月29日の「羊肉の日」を含む春の大型連休の時期が「成吉思汗たれ」需要の最盛期となる。
「成吉思汗たれ」は、しょうゆベースに程よい酸味と香辛野菜、スパイスを巧みにブレンドし、羊肉の美味しさを引き出す。商品ラインナップとして「成吉思汗たれ」の他に、レモンのフルーティーな風味を加えた「成吉思汗たれ すっきりレモン」や、まろやかな甘みと深いコクが特徴の「成吉思汗たれ 特撰」がある。
関連する記念日として、同社は会社の設立日に由来して3月1日を「北海道のソウルフードを食べる日」、「夏(7)ふーふー(22)」と読む語呂合わせから7月22日を「夏ふーふースープカレーの日」に制定している。