2002年(平成14年)に設立され、長年シジミの調査・研究を続けてきた島根県松江市の有限会社「日本シジミ研究所」が制定。
日付は「シ(4)ジ(2)ミ(3)」と読む語呂合わせから。
食品として優れ、水質浄化にも役立つ「シジミ」の有用性をアピールすることが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
島根県松江市と出雲市にまたがる宍道湖(しんじこ)は、国内で有名な「シジミ」の産地の一つである。日本シジミ研究所が管理運営を行っているシジミ展示館は、宍道湖しじみ館内にあり、日本で唯一のシジミの展示館である。
「シジミ(蜆)」とは、二枚貝綱シジミ科に分類される二枚貝の総称で、淡水域や汽水域に生息する小型の二枚貝である。通常目にする二枚貝の中では小型なので「縮み」が転じて「シジミ」の名が付けられたとする説がある。
「シジミ」は、ミネラルとビタミン類が豊富で、また、アミノ酸のメチオニンという成分を含み、肝臓の働きを助けてくれる。そのため、昔から、お酒を飲んだあとはシジミ汁がよいと言われてきた。また、慢性肝炎などの肝臓病にもよいとされる。
関連する記念日として、同研究所は12月13日を「宍道湖中海の生態系を守る日」に制定している。また、4月8日は「貝の日」となっている。