1989年(平成元年)4月26日に国際盲導犬学校連盟が発足したことを記念して、1992年(平成4年)に同連盟が制定。
日付は国際盲導犬学校連盟の発足した日がその年の4月の最終水曜日であったことから。同連盟は現在、国際盲導犬連盟(International Guide Dog Federation:IGDF)となっている。
目の不自由な人にとって大切な盲導犬の普及と、盲導犬に対する人々の理解を高めることが目的。日本では公益財団法人・日本盲導犬協会が、記念日として一般社団法人・日本記念日協会に申請し、認定・登録された。
「国際盲導犬の日」の日付は以下の通り。
1978年(昭和53年)の道路交通法の改正により盲導犬に関する実体規定が定められた。車両の一時停止や徐行の義務により、道路通行上も保護を受けている。
盲導犬は、2002年(平成14年)10月に施行された「身体障害者補助犬法」に基づいて認定された犬で、特別な訓練を受けている。そのため、公共施設や交通機関をはじめ、飲食店やスーパー、ホテルなど様々な場所に同伴することができる。
盲導犬が体につけている白い胴輪をハーネスといい、ハーネスは盲導犬のシンボルとなっている。ハーネスを通して盲導犬の動きが盲導犬ユーザー(使用者)に伝わり、安全に歩くことができる。
例えば、ハーネスが少し左に動いて止まると左に角がある、ハーネスが少し上に動いて止まると昇りの段差か階段がある、というようにハーネスにより情報を伝えている。
関連する記念日として、5月22日は「ほじょ犬の日」となっている。その日付は2002年5月22日に「身体障害者補助犬法」が成立したことに由来する。