1970年(昭和45年)のこの日、「世界知的所有権機関を設立する条約」が発効し、国連の専門機関である世界知的所有権機関(World Intellectual Property Organization:WIPO)が発足した。
2000年(平成12年)に同機関が記念日を制定。英語表記は「World Intellectual Property Day」。国際デーの一つ。知的財産の役割とその貢献を強調するとともに、人間の試み・努力に対する意識及び理解の向上を図ることが目的。
WIPOの本部はスイスのジュネーヴ。2018年(平成30年)6月時点で、加盟国は191ヵ国。WIPOは、知的財産権保護の国際的な推進のための活動を行うとともに、知的財産権に関する条約、国際登録業務の管理・運営を行っている。
この日には世界各国で様々なイベントが開催される。特に、中国では大々的なキャンペーンなどが行われ、知的財産を保護する姿勢を内外にアピールしている。一方、日本では、4月18日が「発明の日」として定着していることもあり、約1週間しか離れていないこの日を記念するイベントは少ない。