1886年(明治19年)のこの日、アメリカ・シカゴの労働者が「8時間労働制」を求めてストライキを行った。
1889年(明治22年)のフランス・パリで開催された第二インターナショナル創立大会で、この日を「メーデー(May Day)」として、世界の働く人々の団結の日とすることが決定。翌1890年(明治23年)にヨーロッパ各国やアメリカなどで第1回国際メーデーが開催された。
日本では1920年(大正9年)5月2日に上野公園で第1回大会が開かれた。その後全国に広がったが、戦争中は弾圧により禁止されたため、1936年(昭和11年)から1945年(昭和20年)まで中断され、戦後の1946年(昭和21年)に復活した。
「メーデー」とは本来「五月祭」を意味し、この日に夏の訪れを祝う祭がヨーロッパ各地で催されてきた。この祭では労使双方が休戦し、共に祝うのが慣習であったが、これが近代に入り現在の「メーデー」へと転化し、「労働者の日」としてのメーデーが誕生した。