消防士の守護聖人である聖フロリアヌスの聖名祝日。英語表記は「International Firefighters' Day:IFFD」。
もともとヨーロッパの多くの国では聖フロリアヌスにちなんで「消防士の日」とされていたが、1998年(平成10年)12月に起きたオーストラリア・リントンの山火事で、急に風向きが変わり5名の消防士が命を落としたことを将来の教訓とするために、「国際消防士の日」が制定された。
この日は人々の安全を守るために犠牲となった消防士を追悼する日であり、また、消防士や消防組織の活動やその役割について再認識するための日である。
聖フロリアヌスは消防隊を組織していたことから、聖フロリアヌス十字は、消防関係者(職員、消防団など)の紋章として広く使用される。
また、「国際消防士の日」のシンボルは赤と青のリボンとなっており、赤は火・青は水の要素を表している。赤と青は国際的に緊急サービスを意味する色としても認識されている。