発酵性食物繊維の普及活動を行う一般社団法人・発酵性食物繊維普及プロジェクトが制定。
日付は「繊維」が英語で「fiber」(ファイバー)なので「ファ(5)イ(1)バー(8)」と読む語呂合わせから5月18日を記念日としたもの。
「発酵性食物繊維」は、腸内細菌のエサとなる栄養素で、腸内細菌が「発酵性食物繊維」を食べることで作られる成分(腸内代謝物)には、様々な効果があると言われている。
その「発酵性食物繊維」の普及と摂取量の増加を実現することが目的。記念日は2025年(令和7年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同プロジェクトでは、5月18日の「発酵性食物繊維普及の日」を前に2025年5月14日にセミナーを開催した。セミナーでは、発酵性食物繊維の継続摂取によってキメ・シワ・毛穴など肌の立体構造にポジティブな変化が見られた最新研究結果をもとに、皮膚科医・山﨑まいこがその美容的意義について解説した。
一般社団法人・発酵性食物繊維普及プロジェクトは、発酵性食物繊維の大切さを広め、健康的な食生活を支援することを目的に設立された。「腸からはじまるウェルビーイングな日常」を目指して、様々な情報を発信している
健康に有益な成分「短鎖脂肪酸」を作り出すための新腸活に欠かせないのが「発酵性食物繊維」である。実は、ご飯や芋、大豆などに多く含まれている。近年、食物繊維の摂取量が不足している理由の一端に、穀類摂取量の不足があるとも言われる。
米や芋は炭水化物ダイエットなどで敬遠されがちな食材だが、健康やアンチエイジングのためにきちんと摂る必要がある。主食になる穀類、特に全粒穀類からなら、たくさんの量を摂取することができる。
また、発酵性食物繊維を摂る際に気を付けたいのが、色々な食材から摂ることである。発酵性食物繊維にはいくつもの種類があり、腸内細菌の菌種によってエサにする種類が異なる。腸内細菌×発酵性食物繊維がもたらす恩恵をしっかり受けるには、様々な種類の発酵性食物繊維を摂取するのがオススメである。
発酵性食物繊維を豊富に含む食品として、発芽玄米や麦飯、全粒小麦パン、ライ麦パン、大豆、納豆、ゴボウ、うどん、そば、、オートミール、海藻類、サツマイモ、ジャガイモ、リンゴ、バナナ、アボカドなどが挙げられる。
関連する記念日として、同じ5月18日は食物繊維を摂取する大切さを再認識する「ファイバーの日」、10月1日は現代人に不足しがちな食物繊維の摂取向上を目指す「食物せんいの日」となっている。