プロ登山家の竹内洋岳(たけうち ひろたか)氏が所属する株式会社ハニーコミュニケーションズが制定。
日付は竹内氏にとって8000m峰14座目となるネパール北部にあるダウラギリ(Dhaulagiri、標高8167m)に登頂した2012年(平成24年)5月26日から。
日本人初・世界で29人目の世界8000m峰14座の完全登頂を達成したその偉業を称え、成し遂げた日を記録することが目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
8000m峰14座とは、世界最高峰のエベレスト(Everest、標高8848m)や世界第2位の高さを誇るK2(標高8611m)といった標高8000mを超える14の山のことである。地球上には8000mを超える山が14座あり、それらは全てヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に位置する。その14の山々は空に最も近い場所であることから「世界の屋根」とも言われている。
竹内氏のプロフィールは以下の通り。1971年(昭和46年)1月8日生まれ、東京都出身、身長180cm、体重65kg、血液型O型、立正大学仏教学部卒業、ハニーコミュニケーションズ所属。興味・関心:登山、釣り、黒曜石、コカ・コーラ。
竹内氏は、1995年(平成7年)に日本山岳会隊に参加して、ヒマラヤ山脈にある世界第5位のマカルー(Makalu、標高8463m)東稜下部より登頂し、竹内氏自身初めて8000m峰を登頂した。翌1996年(平成8年)には、エベレストとK2に連続登頂し、その後8000m峰を専門に登山活動を展開し、挑戦し続けた。
14座目となるダウラギリは、ヒマラヤ山脈に位置し、世界第7位の高さで、サンスクリット語で「白い山」という意味である。竹内氏は、通常ルートより無酸素で登頂に成功し、日本人初の8000m峰全14座の完全登頂を達成した。
関連する記念日として、5月29日は「エベレスト登頂記念日」、5月11日は「エベレスト日本人初登頂記念日」となっている。