かりゆしウェアの日(6月1日 記念日)

沖縄県那覇市に事務局を置く沖縄県衣類縫製品工業組合が制定。

日付は2007年(平成19年)6月1日に「かりゆしウェアを世界に広める会」が発足したことと、年中行事「衣替えの日」から6月1日としたもの。

「沖縄県産であること」と「沖縄らしいデザインであること」が条件の「かりゆしウェア」は、沖縄の夏を快適に過ごすとともに、沖縄を訪れる観光客を温かく迎え入れるウェア。

かりゆしウェア

クールビズの一環として官公庁や一般企業でも着用されることが多く、沖縄県内では夏の正装として浸透している「かりゆしウェア」をさらに普及させることが目的。また、沖縄で広く愛されている「かりゆしウェア」の魅力を日本全国や世界へ広めることにより、地球温暖化防止及び沖縄県の経済振興へ貢献することも目的としている。記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

「かりゆしウェア」は、感性豊かな作り手によって毎年多彩な新作が生み出されている。ちなみに「かりゆし」とは、沖縄の方言で「めでたいこと」「縁起の良いこと」を意味する。縁起の良い服が、商売繁盛の福を呼び込んでくれるかもしれない。

「かりゆしウェア」は、1970年(昭和45年)に社団法人・沖縄観光連盟が沖縄らしいウェアを作ることを目的に「おきなわシャツ」を一般公募し発売したのが、そのはじまりである。その後、1990年(平成2年)に名称を「かりゆしウェア」として制定、2000年(平成12年)7月の「九州・沖縄サミット」にて各国首脳が着用したことで急速に普及した。

沖縄の伝統染織物や、文化・自然などをモチーフとしたデザインと、シャツの裾を出して着る「シャツアウト」スタイルが特徴である。「かりゆしウェア」には、沖縄で企画・製造されたことを証するために「沖縄産かりゆしウェア」のタグが発行されており、「既製服」「個人の注文服」「伝統産地商品」「沖縄工芸」の4種類のタグがある。

リンク沖縄県衣類縫製品工業組合

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カテゴリー「6月の記念日」「今日は何の日

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