広島県呉市に本社を置き、「もろみみそ」の日本有数の生産量を誇る株式会社ますやみそが制定。
日付は「もろ(6)み(3)」と読む語呂合わせから6月3日を記念日に。
身体に良いと言われる発酵食品のひとつ「もろみみそ」。「もろきゅう」のようにキュウリに乗せるのはもちろん、魚や肉などに漬ける材料として、野菜炒めなどの調味料の代わりなど様々な食品に活用できる。
その「もろみみそ」の良さ、美味しさをより多くの人に知ってもらうのが目的。記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
株式会社ますやみそは1929年(昭和4年)4月1日に舛本商店として創業し、1965年(昭和40年)5月1日に会社を設立した。2023年6月時点で社員数は204人となっている。同社のキャッチコピーは「母さんの味」である。
もろみみそは、みそ汁に使うみそとは違い、つぶつぶした食感が特徴。もろみ(醪・諸味)はそもそも醤油や酒を作るために醸造した液体の中にあるもので、原料が発酵してやわらかくなった固形物を指す。これが、もろみみそのつぶつぶの正体。同社では原料に国産大麦や良質な大豆を使用している。
ご飯や冷奴に乗せたり、キュウリや季節の野菜に付けたり。また、もろみ漬けや豆腐のステーキにもピッタリ。居酒屋のおつまみメニューとして、冷奴やキュウリなどとともにもろみみそを見かけることも多い。
発酵とは、微生物の働きによって物質が変化し、人間にとって有益に作用することを言う。食材に付いた微生物が自らの持つ酵素によってでんぷん質やタンパク質を分解し、アミノ酸の糖分など様々な物質を新しく作り出す。
そのため、元の食材にはなかった味わいや豊かな香りを生み出すので、美味しく、さらには栄養成分豊富な食品へと変化する。同社のWebサイトではもろみみそを使った簡単アレンジレシピも紹介している。