国内の3大バイオバンクをはじめ多くのバイオバンクをネットワーク化し、横断的な生体試料・情報の活用を促進するバイオバンク・ネットワーク ジャパンが制定。
日付は「バイオバンク」の英語表記「biobank」の二つの「b」が数字の6に似ていることから、6月6日を記念日としたもの。
「バイオバンク」とは、患者や一般の人から提供された血液や組織などの生体試料とそれに関する診療情報を保管し、医学研究に活用する仕組みのこと。記念日を通して「バイオバンク」をより多くの人に知ってもらうことが目的。
記念日は2025年(令和7年)6月6日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。これを記念して、同日には特別イベント「バイオバンクを語ろう!」がWeb会議サービス「Zoom」にて開催された。
バイオバンク・ネットワーク ジャパンは、国立研究開発法人・日本医療研究開発機構(AMED)によるプロジェクト「ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム」を基盤とし、2024年(令和6年)4月時点で日本全国14のバイオバンクが参画するネットワークである。
2018年(平成30年)から2022年(令和4年)度の研究開発事業により、多様な背景と設立経緯をもつバイオバンクが連携し、試料・情報を一元的に扱うために、日本の3大バイオバンクならびに、4の診療機関併設型バイオバンクを束ねる「バイオバンク・ネットワーク ジャパン」を構築した。
さらに、2023年(令和5年)度以降も後継プロジェクトの「ゲノム医療実現推進のためのバイオバンク・ネットワーク構築とバイオバンク利活用促進に関する研究開発」を通じて、ネットワークの更なる発展を進めている。
「バイオバンク」とは、生物資源を研究用に収集・分譲する事業や施設を指し、ヒトに限らず、マウス・ブタ・イネ・細菌などの動植物や微生物を対象としたバイオバンクが設置されている。さらに、主として治療目的で収集されている組織バンク(骨髄バンク・アイバンク)も存在する。
このような多様なバイオバンクが存在するなかで、バイオバンク・ネットワークにおいて取り扱う「バイオバンク」は、将来の医学研究のために利用することを目的に、主にヒト由来の試料を対象とし、患者や一般の人々から提供してもらった血液、手術・検査試料の一部と診療情報を管理・保存している。これらは「バイオバンク横断検索システム」で検索可能である。
バイオバンクの試料・情報の使い方を分かりやすく説明し、またバイオバンク運営者向けのノウハウなどもまとめた「バイオバンク利活用ハンドブック」を発行するなど、バイオバンクの利活用を促進するための多様な活動をしている。
バイオバンク利活用ハンドブックは、主にこれからバイオバンクの試料・情報を使いたいと考えている利用者の人々を対象に2020年(令和2年)3月に初版を発行し、その後改訂を重ねたものである。
2021年(令和3年)4月発行のハンドブック第3版では、バイオバンク運営者向けの第2部や、FAQ(よくある質問)、コラムなどを新たに追加して、より充実した内容となっている。
関連する記念日として、1953年(昭和28年)4月25日にDNAの二重らせん構造に関する論文が科学雑誌『ネイチャー』に発表されたことに由来して4月25日は「DNAの日」となっている。