世界高齢者虐待啓発デー(6月15日 記念日)

2011年(平成23年)12月の国連総会で制定。国際デーの一つ。英語表記は「World Elder Abuse Awareness Day」。

World Elder Abuse Awareness Day

現在、世界のほとんどの国において高齢者の人口が増加しており、その増加に伴って高齢者の虐待の数も増加すると予想されている。これまでタブー視されてきた高齢者虐待の問題が世界中で認知され始めたが、国により最も調査されていない暴力の一つであり、国の行動計画では最も対処されていない問題の一つでもある。

高齢者虐待には、殴る・蹴るなどの暴力による身体的虐待、暴言や無視、嫌がらせなどの心理的虐待、勝手に年金・預貯金などを使う経済的虐待、性的虐待、介護・世話の放棄・放任など、様々な形態の虐待がある。

高齢者虐待は世界中の多くの高齢者の健康と人権を侵害する世界的な社会問題であり、この国際デーは高齢者の虐待や苦しみに対して反対を表明する日であり、虐待防止のための取り組みを啓発する日である。

高齢者虐待は防止することができ、全ての人がその役割を担っている。虐待をしている人に自覚がない場合もあり、周りの人は虐待のサインに気付くこと、発見した場合には区市町村の相談窓口に連絡すること、高齢者は家族や友達との関係を維持することなどが挙げられる。

リンクUnited Nations東京都福祉保健局

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カテゴリー「6月の記念日」「今日は何の日

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