1950年(昭和25年)のこの日、当時の郵政省が初めて「暑中見舞用郵便葉書」を発売した。
1986年(昭和61年)から、くじ(懸賞)付きとなり、愛称も「かもめ~る」となった。この名前は夏をイメージする「かもめ」と「メール」を合わせた造語で、「カモン・メール」の意味も込められている。
その後、2006年(平成18年)から「夏のおたより郵便葉書(かもめ~る)」の名称に変更された。この「かもめ~る」は毎年6月初旬に販売が開始されていた。しかし、郵便需要の減少などに伴い2020年度の発行をもって終了した。以後、日本郵便は暑中見舞いや残暑見舞いなどに使える絵入りはがきを発売する。
「暑中見舞い」を出す時期は、暦の上で一年で最も暑さが厳しいとされる「暑中」の期間となる。その「暑中」は「夏の土用」(「立秋」前の約18日間)とする場合や、二十四節気の「小暑」(7月7日頃)から「立秋」(8月7日頃)までの約1ヵ月の期間とする場合がある。また、梅雨が明けた後という条件が加えられる場合もある。
「暑中」以前に手紙を出す場合は「梅雨見舞い」、「暑中」以降なら「残暑見舞い」となる。