東京都港区赤坂に本社を置き、ディック・ブルーナ作品のライセンス監修や商品企画などを手がける株式会社ディック・ブルーナ・ジャパンが制定。
日付はオランダで「ミッフィー」の最初の絵本が出版された1955年(昭和30年)6月21日にちなんで6月21日を記念日としたもの。
絵本作家のディック・ブルーナ(Dick Bruna、1927~2017年)が描いた小さなうさぎの女の子「ミッフィー」と、その家族やおともだちが繰り広げるあたたかい物語は世界中で愛され続けている。
「ミッフィー」の誕生70周年をきっかけに、より多くの人に親しんでもらうのが目的。記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。6月21日はミッフィーの誕生日としても祝われている。
1955年6月21日、ミッフィーの最初の絵本「nijntje」(ちいさなうさこちゃん)と「nijntje in de dierentuin」(うさこちゃんとどうぶつえん)の2冊がオランダで出版された。当時のミッフィーは現在よく知られているミッフィーとは少し違うデザインである。
ミッフィーは小さなうさぎの女の子。正直で純真で勇気があり、いつも新しいことに興味津々なミッフィーと、家族やおともだちが繰り広げるあたたかい物語は、世界中の人々に愛され続けている。
ブルーナ一家はオランダ北部のエグモント・アーン・ゼー(Egmond aan Zee)という海辺の町で休暇を過ごしていた。海岸付近に野うさぎが走りまわっているのを見たブルーナは、まだ小さかった長男のシルクにうさぎの話を語って聞かせた。その話がもととなり、ミッフィーの絵本が誕生した。
ミッフィーは絵本の読者とおなじくらいの年齢、0才から6才くらいの女の子。ミッフィー誕生の話もあれば、学校にいったり、 おねえさんになる話も。描かれる年齢は絵本の話によって変わるが、ミッフィーは永遠に子どもである。
ミッフィーは、ふるさとオランダでは「ナインチェ」(nijntje)と呼ばれている。オランダ語で「うさちゃん」といった意味。絵本が英語訳されたときに「ミッフィー」(miffy)、日本語訳では「うさこちゃん」と名付けられた。
関連する記念日として、11月1日は「キティちゃんの誕生日」となっている。キティちゃんが生まれたのは1974年(昭和49年)11月1日のことである。