全国の障害者が働く施設関係者により結成された組織で、障害のある人々の“働く・くらす”を支援する全国社会就労センター協議会が制定。
日付は「障害者優先調達推進法」が公布された2012年(平成24年)6月27日から。なお、同法の施行は翌2013年(平成25年)4月1日である。
同法は国や地方公共団体などが率先して障害者就労施設などが供給する品物などの調達を推進することを定めた法律。
この法律をより多くの人に知ってもらい、障害者就労施設や在宅で就労する障害者への仕事の発注の拡大を目指すことで障害のある人々の自立につなげていくのが目的。記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
全国社会就労センター協議会(セルプ協)とは、1977年(昭和52年)に全国の障害者の働く施設関係者が大同団結して結成された組織。事務局を東京都千代田区霞が関に置く。
セルプ(SELP)とは、英語のSelf-Help(セルフ・ヘルプ=自助自立)からの造語。障害のある人々が“自立をめざして働くことに挑戦する”という願いを込めている。働く意欲がありながら障害などの理由により一般企業などでの就労に困難を抱えている人々が支援の対象となる。
全国47都道府県の障害者就労施設・事業所で、福祉的就労の場の提供や一般企業などでの就労に向けた支援を提供している。障害者の働く施設関係者の人は、セルプに加入することで、人材育成支援や販促支援など様々な支援を利用できる。
関連する記念日として、12月3日は国連が制定した「国際障害者デー」、12月3日~9日は日本において「障害者週間」となっている。
リンク:全国社会就労センター協議会、厚生労働省