大阪府大阪市平野区に本社を置き、唐辛子や青のり、きな粉などの粉末食品を製造・販売している株式会社向井珍味堂が2010年(平成22年)に制定。
日付は「しち(7)み(3)」(七味)と読む語呂合わせから。
同社が製造・販売する七味唐辛子(七味)をPRすることが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社では原料からこだわった香りが命の手作り七味を手がけ、いつまでも愛される製品を目指している。「珍味堂」という会社の名前は、「他にない珍しい、うまい味のものを創る会社」という意味に由来する。
七味はうどんやそばだけでなく、いろいろな料理に合う日本を代表するスパイスである。「七味唐辛子」の名前は、トウガラシを主原料とし、七種類の香辛料を混ぜて作られることに由来する。
調合に用いる副原料は生産者によって異なるが、山椒(さんしょう)、麻の実(あさのみ)、胡麻(ごま)、青海苔(あおのり)、紫蘇(しそ)、陳皮(ちんぴ:ミカンの皮)、芥子の実(けしのみ)、生姜(しょうが)、菜種(なたね)がよく使用される。
乾燥させたトウガラシだけが入った調味料は「一味唐辛子」と呼ばれる。「一味唐辛子」と呼ばれる調味料は、大正時代に辛い味付けで有名な四川料理と一緒に中国から日本に入って来たとされる。
一方、「七味唐辛子」は日本で生まれたもので、江戸時代に漢方薬をヒントに様々な薬効のある香辛料を混ぜ合わせて作られた。「七味唐辛子」は山椒や陳皮など香りや風味が強いものが入っているのが特徴で、辛さ以外にも風味を足したい時に使用される。