和歌山県西牟婁郡白浜町に本社を置き、白良浜の地ビールメーカーとして全国的に知られるナギサビール株式会社が制定。
日付は三代続く屋号でもある「ナ(7)ギサ(3)」(渚)と読む語呂合わせから。この日にはナギサビールで乾杯をして、これから始まる夏を楽しむとともに、南紀白浜の美しい渚の魅力をより多くの人に知ってもらうことが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
ナギサビールは、素材の個性を活かすため、副原料を使用しない麦芽100%のビールである。仕込み水には地元が誇る名水「富田の水」を使用している。また、ろ過や熱処理を全くしない上に、贅沢に上澄みだけを製品化したピュアビールである。味わいの濃さと深さを楽しむことができる。
ナギサビールの種類には、世界最高といわれるチェコのアロマホップを贅沢に使用した「アメリカンウィート」や、5種類の麦芽と4種類のホップを配合した贅沢な深いコクが特徴の「ペールエール」、そのペールエールの3倍のホップを使用した「インディアペールエール」などがある。
白浜町の白良浜は、石英の砂からなる白い浜辺と白浜温泉で知られる。白浜という地名は白良浜に由来する。明治から大正にかけては、ガラスの原料として白良浜の砂が採掘され大阪に運ばれていたが、その後、ガラス製造方法の変化や景観保護のために採掘されなくなった。
現在の白良浜は近畿地方屈指の海水浴場であり、夏季には主に京阪神方面から来遊する海水浴客で賑わう。例年、5月3日に海開きが行われるが、これは本州で最も早い。夏の海水浴シーズンには60万人を超える客が訪れる。
1996年(平成8年)に「日本の渚百選」に選ばれ、2000年(平成12年)にアメリカ・ハワイ州オアフ島ホノルル市のワイキキビーチと「友好姉妹浜」(Goodwill Beach City Relationship)の提携を結んでいる。