東京都渋谷区代々木に事務局を置き、内視鏡医学に関する研究を奨励助成するなどの事業を行う公益財団法人・内視鏡医学研究振興財団が2006年(平成18年)に制定。
日付は「な(7)い(1)し(4)きょう」(内視鏡)と読む語呂合わせから。1950年(昭和25年)、内視鏡は日本において世界で初めて胃カメラによる胃内撮影に成功した。それ以来、医学の各分野で高く評価され、診断・治療に役立てられてきた。その内視鏡医学のさらなる発展と普及を願って記念日とした。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
内視鏡(endoscope)は、主に人体内部を観察することを目的とした医療機器である。本体に光学系を内蔵し、先端を体内に挿入することによって内部の映像を手元で見ることができる。
内視鏡検診では、がんをはじめとする多くの病気を早めに発見することができる。早期発見し、治療すれば治癒する可能性が高くなる。例えば胃がんでは、早期に発見されたがん(ステージⅠ)は、治療の目安となる「5年生存率」が90%以上と非常に良好である。
内視鏡は、消化器科だけでなく、泌尿器科、呼吸器科、耳鼻咽喉科、産婦人科、脳神経外科、整形外科など、幅広く用いられ、進化発展している。近年では、口から飲み込み、腸内の撮影を行うカプセル型の内視鏡も開発され、使用されている。
リンク:内視鏡医学研究振興財団、Wikipedia