日本ゼラチン工業組合が2004年(平成16年)に制定。
日付はゼラチンがフランス菓子や料理によく使われることから、フランスを代表する記念日である「パリ祭」の日をその記念日とした。また、この時期はゼラチンの消費が増えることもその理由の一つ。様々な用途で使われるゼラチンの特性を広く認識してもらうことが目的。記念日は日本ゼラチン・コラーゲン工業組合が制定した日として、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
ゼラチン(gelatin)は、動物の皮膚や骨、腱などの結合組織の主成分であるコラーゲンに熱を加え、抽出したもので、タンパク質を主成分とする。ヨーロッパで生まれ、ゼリーなどの食品をはじめ、工業用・医療用・写真業界など、幅広く利用されている。
膠(ニカワ)はゼラチンを主成分とする接着剤・分散剤(界面活性剤)であり、住宅や和弓、絵具の固着材などに使用される。そのほか、バイオリンなどの弦楽器の接着剤、飲み薬のカプセルや錠剤、トローチ、化粧品の基材や写真の現像などにも使用されている。
この日はゼリーがゼラチンを主原料とすることから「ゼリーの日」にもなっている。また、同組合は、11月7日を「にかわの日」、11月12日を「コラーゲンペプチドの日」に制定している。