1977年(昭和52年)のこの日、日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」がアメリカ・フロリダ州ケープカナベラルのケネディ宇宙センターから打ち上げられた。
ひまわり1号の質量は打ち上げ時約670kg、その後約315kg、全長は約2.7m、円筒部直径は約2.2mとなっている。打上げ機はアメリカのデルタ2914ロケット132号機。
「ひまわり」は、気象観測を行う日本の静止気象衛星の愛称である。1号から5号までの正式名称は「GMS」(Geostationary Meteorological Satellite:静止気象衛星)、6号と7号は「MTSAT」(Multi-functional Transport Satellite:運輸多目的衛星)である。8号から正式名称が「Himawari」となり、「ひまわり」は愛称から本名になった。
「ひまわり」の名前は、植物のヒマワリから来ており、常に太陽を向いているヒマワリのように、地球の方向を向いているという意味に由来する。
ヒマワリ「ひまわり1号」は1989年(昭和64年)6月30日に運用を終えた。「ひまわり2号」以降は、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられている。
2023年(令和5年)7月時点で、気象観測を行っている衛生は、2016年(平成28年)11月2日に打ち上げられた「ひまわり9号」であり、2022年(令和4年)12月13日より運用されている。また、「ひまわり10号」は予定はまだ未定ではあるが、計画中となっている。