東京都墨田区吾妻橋に本社を置き、「三ツ矢サイダー」や「カルピス」など、いくつもの人気ブランド飲料を製造・販売するアサヒ飲料株式会社が制定。
同社の「刺激、強め。」の本格炭酸水「ウィルキンソン タンサン」は1904年(明治37年)に誕生。120年を超える伝統と信頼のブランドとして愛されてきた「ウィルキンソン」をさらに多くの人に飲んでもらうのが目的。
日付は「ウィルキンソン タンサン」の創始者であるイギリスの実業家ジョン・クリフォード・ウィルキンソン(John Clifford Wilkinson、1852~1923年)氏の誕生日・1852年(嘉永5年)7月15日から。
記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
アサヒ飲料株式会社は1972年(昭和47年)4月1日に創立、1982年(昭和57年)3月30日に設立した会社。資本金は110億8168万8000円、就業者数は2024年4月時点で2430名となっている。
炭酸飲料のロングセラーブランド「三ツ矢サイダー」やオレンジ飲料のロングセラー「バヤリースオレンジ」、缶コーヒーの「WONDA」シリーズ、ブレンド茶の「十六茶」、乳酸菌飲料のロングセラー製品「カルピス」シリーズなどを製造・販売する。
イギリス生まれのジョン・クリフォード・ウィルキンソン氏は、1889年(明治22年)頃に兵庫県宝塚で炭酸鉱泉を発見。鉱泉水をロンドンの試験場に送って分析したところ、世界的にみても食卓用として優良な鉱泉であることが分かり、この鉱泉の瓶詰めを企画した。
1890年(明治23年)頃に資材・設備一切をイギリスより取り寄せ、鉱泉の瓶詰を生産開始。「TAKARADZUKA MINERAL WATER(宝塚ミネラルウォーター)」を発売した。これが後の「TANSAN(タンサン)」である。
1904年(明治37年)に工場を現在の兵庫県西宮市塩瀬町生瀬に移転し、「宝塚工場」として操業開始。炭酸水のブランドを「ウヰルキンソン タンサン」と名付け、国内・国外(27ヵ所)に販路を広げた。
1989年(平成元年)にロゴのカナ表記を「ウヰルキンソン」から「ウィルキンソン」に変更。2024年(令和6年)に「ウィルキンソン」ブランドは誕生120周年を迎えた。
「ウィルキンソン」の商品ラインナップとして、「ウィルキンソン タンサン」の他に「ウィルキンソン ジンジャエール」「ウィルキンソン トニック」「ウィルキンソン タンサン ウメ」「ウィルキンソン タンサン レモン」「ウィルキンソン タンサン ゼロコーラ」などがある。
関連する記念日として、同社は「み(3)つ(2)や(8)」(三ツ矢)と読む語呂合わせから3月28日を「三ツ矢サイダーの日」、発売日に由来して7月7日を「カルピスの日」、名前に由来して毎月16日を「十六茶の日」に制定している。