東京都港区三田に本社を置き、ゲームや音楽、イベントプロデュースなど様々な顔をもつ総合エンターテインメント企業の株式会社MAGES.(メージス)が制定。
「シュタゲ」とは、2009年(平成21年)に同社が手掛けたアドベンチャーゲーム「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」の略称で、シリーズ販売累計100万本を突破する大ヒット作品。
日付は「シュタインズ・ゲート」の物語が始まる7月28日を記念日としたもの。
アニメ化を機に世界的に認知され、ファンを広げている同作品のさらなる認知向上とファン同士の体験を振り返り、語り合える日とすることが目的。記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「シュタインズ・ゲート」は、5pb.(現:MAGES.)より発売されたアドベンチャーゲームで、ファーストバージョン(原典)はXbox 360にて2009年(平成21年)10月15日に発売された。その後にPC、PSP、iOS、PS3、PS Vita版なども発売された。
ゲーム版スピンオフ作品として、『STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん』『STEINS;GATE 変移空間のオクテット』『STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム』などがある。また、続編としてβ世界線が描かれるPS4/PS3/PS Vita用『STEINS;GATE 0(シュタインズ・ゲート ゼロ)』が2015年(平成27年)12月10日に発売された。
テレビアニメ『シュタインズ・ゲート』は2011年(平成23年)4月から9月まで全24話で放送された。その後、2013年(平成25年)4月20日に、映画『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』が公開された。そして、2018年(平成30年)4月から9月まで続編『シュタインズ・ゲート ゼロ』が全23話で放送された。
「シュタインズ・ゲート」という言葉は、作中の設定では主人公・岡部倫太郎の造語とされているが、「シュタイン(運命石)」は物理学者であるアルベルト・アインシュタインに由来しており、それゆえアインシュタインの相対性理論など、物理学の要素が物語中に組み込まれている。
2010年の現代日本を舞台としており、2008年(平成20年)に発売されたゲーム『CHAOS;HEAD(カオスヘッド)』と世界観を共有するが、渋谷から秋葉原に舞台を変えており、登場人物・ストーリーに直接の繋がりはない。『CHAOS;HEAD』に続く「科学アドベンチャーシリーズ」2作目として発売された。
「シュタインズ・ゲート」には、従来のオーソドックスなアドベンチャーゲームにあるような「選択肢」は存在しない。主人公が持っている「携帯電話の取り扱い」により物語が変動していく。電話に出る・電話に出ない、メールに返信する・しないなど、現代人に欠かせない状況や、その行動によって自然にストーリーが分岐する。
物語は、秋葉原を拠点とする小さな発明サークル「未来ガジェット研究所」のリーダーである厨二病の大学生・岡部倫太郎や、研究所のメンバー(ラボメン)を中心に進んでいく。いわゆるトゥルーエンドを含む様々なエンディングが存在する。
リンク:シュタインズ・ゲート、Wikipedia