大阪府羽曳野市誉田(はびきのし こんだ)で埴輪づくり体験や埴輪グッズの販売などを行う「河内こんだハニワの里 大蔵屋」(運営:大蔵印刷工業株式会社)が制定。
日付は「は(8)に(2)わ(8)」(埴輪)と読む語呂合わせから。
同社の周囲には2019年(令和元年)に世界文化遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群(もず・ふるいちこふんぐん)があることから、この地域の古墳についてより知識を深めて未来へ継承していくことが目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
今から約1500年前の古墳時代、河内こんだエリアでは数多くの埴輪がつくられた。周辺には応神天皇陵古墳や墓山古墳などの古墳が点在している。この歴史と文化が息づく地に、様々な角度から古墳や埴輪の魅力に迫る大蔵屋がオープンした。そして、人と人が出会い、人と古墳・埴輪がつながる場となっている。
大蔵屋では、埴輪づくり体験ができるほか、はにわ弁当や古墳・埴輪グッズの販売、古墳ギャラリーによる古墳や埴輪の資料展示などを行っている。
また、百舌鳥・古市古墳群が世界文化遺産に登録されたことを記念して、毎年、埴輪づくりコンテストとして「はにわグランプリ(828GP)」を実施しており、「埴輪の日」の8月28日に結果が発表される。
なお、埴輪は、古墳時代の日本に特有の器物で、一般的には土師器(はじき)に分類される素焼き土器である。土を積み上げた古墳の墳丘や造出(つくりだし)の上に並べ立てられた。