東京都府中市に本社を置き、産地と消費地を結ぶ幅広い青果ビジネスを展開する株式会社ワタリが制定。
北海道のJA十勝池田町で栽培される「根張星(ねばりスター)」は、濃厚なうま味と強い粘りを特徴とするブランド山芋である。
生産者が大切に育てた「根張星」を多くの人に知ってもらい、その販売促進を図ることが目的。また、その活動を通じて生産地での安定的な営農を支援し、健康長寿な社会づくりに貢献することを目指していく。
日付は2011年(平成23年)9月2日に「根張星」のロゴマークが同社により商標登録されたことから。また、残暑厳しい季節を「根張星」のとろろで乗り切ってもらいたいとの思いも込められている。
記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
種苗会社により、山の芋(ヤマノイモ)の一種であり大和芋(ヤマトイモ)とも呼ばれる銀杏芋(イチョウイモ)と長芋(ナガイモ)を掛け合わせた新しい品種が開発され、2008年(平成20年)に「ネバリスター」という名前で品種登録が行われた。
そして、JA十勝池田町で栽培し同社の基準をクリアした物のみ、「根張星」ブランドで販売している。「根張星」は大和芋ほど固くなく、長芋ほどサラサラしていないため、料理の幅が広がる。
十勝池田町は十勝川と利別川がもたらす肥沃な沖積土壌が特徴で、日本でも指折りの冬季寒冷地帯である。冬季の休耕時には氷点下20~30度にもなる。また、夏季の生育期間中には昼夜の寒暖差が大きく、品種由来の粘りに加え、「根張星」最大の特徴である甘味とうま味をもたらす。
収穫は毎年11月初旬に行われる。その後1~2ヶ月熟成させて、年末ごろから出荷開始となる。十勝池田町の肥沃な大地で、手間暇かけて作られた「根張星」には作り手の熱い想いが詰まっている。