滋賀県彦根市に本社を置き、「ちゃんぽん亭総本家」などを展開するドリームフーズ株式会社が制定。
日付は「近江(おうみ)ちゃんぽん」は野菜をたっぷりと麺の上に載せていることから、週間カレンダーで8月31日の「野菜の日」の真下にくる9月7日としたもの。
削り節と昆布からとる京風だしであっさりとした味が特徴の「近江ちゃんぽん」。「ちゃんぽん亭総本家」の原点である「麺類をかべ」で近江ちゃんぽんが生まれて2023年(令和5年)で60年になるのを機に、その美味しさをより多くの人に知ってもらい地域に貢献することが目的。記念日は2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
ドリームフーズは、1996年(平成8年)11月29日に設立された会社で、飲食店の経営などを行う。直営店舗数は50店となっている。
同社は創業以来、近江商人の「三方よし」の精神に基づき、地域社会の発展に努めてきた。「三方よし」とは、「買い手よし、売り手よし、世間よし」を信条とし、売り手だけでなく買い手や世間の利益に配慮する考え方である。
そんな同社が展開する「ちゃんぽん亭総本家」の歩みは、1963年(昭和38年)の「麺類をかべ」の創業からスタートした。「麺類をかべ」は彦根で創業した麺類食堂。うどんやそばなど幅広い麺類の中で、とりわけ人気があったのが「ちゃんぽん」であった。
和風だしがベースであっさり、手軽にたくさんの野菜が食べられると評判が広がり、昼食どきのビジネスマンだけでなく、週末にはお子様連れのお客様にまで受け入れられ、たちまち同店の看板商品となった。そして、次第に彦根市内での知名度が高まり、「滋賀県民のソウルフード」と呼ばれるほどの存在となった。
そんな「近江ちゃんぽん」は「だしよし!」「麺よし!」「野菜よし!」の「三方よし」にこだわっている。また、お客様へ「美味しく健康的な一杯を届けたい」との想いで、京風だしをアレンジしたスープに、野菜や豚肉などの具がたっぷり入ったちゃんぽんを提供している。