たんぱく質の日(9月11日 記念日)

東京都中央区京橋に本社を置き、牛乳・乳製品・菓子・スポーツ栄養などの食品事業や栄養事業などを手がける株式会社明治が制定。

日付は人間のカラダをつくっている「たんぱく質」は合計20種類のアミノ酸から構成されており、その中で体内で合成できない9種類のアミノ酸を必須アミノ酸と呼び、それ以外の11種類を非必須アミノ酸と呼んでいることから、その9と11で9月11日としたもの。

たんぱく質摂取不足は、子どもの体力低下・女性の栄養不足・中高年の基礎代謝の低下・高齢者の動きにくい体など、健康リスクの因子となることから、多くの人にたんぱく質摂取の大切さを知ってもらうことが目的。

同社では日本栄養士会や他の食品メーカー、全国の学校などと連携して、このたんぱく質摂取不足という社会的な問題の解決を目指している。記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

たんぱく質について

「たんぱく質」とは、食べ物に含まれる炭水化物、脂質とともに三大栄養素と呼ばれ、私たちのカラダに欠かせない成分である。たんぱく質は筋肉や骨、皮膚、髪、血液などをつくる役割も果たしている。

漢字では「蛋白質」を書き、「蛋」とは「卵」のことを指し、卵白(蛋白)がたんぱく質を主成分とすることによる。

また、英語では「protein(プロテイン)」であり、その語源はギリシャ語の「proteios」で、これは「第一となるもの」を意味する。この言葉の語源からも、たんぱく質が私たちのカラダにとって大切なものだということがうかがえる。

カラダを構成するたんぱく質

私たちのカラダは様々なたんぱく質によりつくられており、カラダの全重量の約6分の1がたんぱく質で出来ている。その色々な種類のたんぱく質は、それぞれが大事な役割を担っている。

例えば、筋肉を構成するアクチンやミオシンというたんぱく質は、筋肉を伸ばしたり縮ませたりして身体を動かす役割をしている。血液に含まれるヘモグロビンや血清アルブミンもたんぱく質で、体中の細胞への酸素や栄養成分の運搬、血液の浸透圧の調整などの仕事をしている。

さらに、骨や美肌づくりに欠かせないコラーゲン、髪の毛の素材となるケラチンも、たんぱく質の一種である。このように、私たちのカラダにとってたんぱく質はなくてはならないものということが分かる。

たんぱく質を多く含む食品

そんな中で、牛乳、チーズやヨーグルトなどの乳製品を食べることで手軽に多くのたんぱく質を補うことができる。また、これらの食品はたんぱく質だけでなく、脂質や炭水化物、ミネラル、ビタミンなどもバランス良く含まれており、健康の維持・増進にとても有効な食品と言える。

リンク明治Wikipedia

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「9月の記念日」「今日は何の日

関連記事