日本の科学技術庁(現:文部科学省)と文部省・宇宙科学研究所(現:国立研究開発法人・宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所)が1992年(平成4年)に制定。
1992年は世界中が協力して宇宙や地球環境について考えようという「国際宇宙年」(International Space Year:ISY)だった。これをきっかけに記念日が制定され、日付は一般公募で決められた。
1992年のこの日、宇宙飛行士・毛利衛(もうり まもる)さんが日本人として初めてアメリカ航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル・エンデバーに搭乗し、宇宙へ飛び立った。また、「1992」年の「92」が「きゅうじゅうに」であり、「9月12日」の数字を並べた「912」が「きゅうじゅうに」と読めることも選定理由となった。
この「国際宇宙年」をきっかけに末永く宇宙の普及活動を行うことになり、以降「宇宙の日」を記念した記念イベントを毎年実施している。記念イベントとして、青少年向けイベント「ふれあいフェスティバル」や「作文・絵画コンテスト」を開催しているほか、JAXAなどが施設を一般に公開している。
絵画コンテスト作品(2017年 小学生部門グランプリ)
画像元:朝日新聞デジタル
また、この「宇宙の日」と国連が制定した10月4日~10日までの「世界宇宙週間」(World Space Week:WSW)を含む一ヵ月間を「『宇宙の日』ふれあい月間」として、集中して全国各地で様々な宇宙関連イベントを実施している。