ロールキャベツの日(10月4日 記念日)

静岡県に本社を置き、冷凍ロールキャベツの製造・販売などを行うヤマガタ食品株式会社と有限会社ダイマルが制定。

日付は1893年(明治26年)10月4日に日刊新聞の『時事新報』の献立欄にロールキャベツの原型である「キャベーヂ巻き」が日本で初めて紹介されたことから。

『時事新報』は、1882年(明治15年)に福沢諭吉によって創刊された日刊新聞であり、毎晩の献立を紹介する欄「何にしよう子」(なににしようか)で、上記のようにロールキャベツが紹介された。

スープやシチュー、おでんなどに入れる最高の具材であるロールキャベツを、より多くの人に美味しく食べてもらうことが目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

この日を記念して、「ロールキャベツの日 作文コンテスト」として、ロールキャベツにまつわる思い出の作文を募集している。

ロールキャベツの日

ヤマガタ食品は、静岡県沼津市に本社を置き、1963年(昭和38年)11月に創立された。冷凍ロールキャベツの開発・販売などを行い、ロールキャベツのリーディングカンパニーとして知られる。ダイマルは、静岡県静岡市に本社を置き、1978年(昭和53年)9月に創業した。国産ロールキャベツのシェアナンバーワン企業である。

ロールキャベツ

ロールキャベツについて

「ロールキャベツ」(cabbage roll)は、洋食の一つで、湯通ししたキャベツの葉でひき肉などの具材を俵型に巻いて包み、ブイヨンやトマト味のスープ、ホワイトソースなどで煮込んだ料理である。

その起源は、現在のトルコのアナトリア半島で食べられていた「ドルマ」という料理とされる。これはブドウの葉で肉や米などを包んで煮込むもので、現在でも人気のあるトルコ料理である。これがヨーロッパに伝わり、形を変えながら現在のロールキャベツになっていったと考えられている。

具材にはひき肉のほかに、細かく刻んだタマネギやニンジンなどが入り、食塩・コショウ・ナツメグなどで調味する。現在では、世界中の多くの国で食べられており、具材や味付けには国による若干の差異がある。東欧やアラブでは米を入れて作ることが多い。

日本ではおでんの具材として和風の出汁で煮込むことがある。また、俵型にしたロールキャベツをしばる際に紐の代わりにかんぴょうを用いる方法もあり、煮込んだ後、かんぴょうはそのまま食べられる。その他、アレンジ料理として、キャベツの代わりに白菜を用いた「ロール白菜」と呼ばれる料理もある。

リンクヤマガタ食品ダイマルWikipedia

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カテゴリー「10月の記念日」「今日は何の日

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