1894年(明治27年)のこの日、庚寅新誌社が日本初の本格的な時刻表『汽車汽船旅行案内』を出版した。
恩師の福沢諭吉の勧めにより手塚猛昌(てづか たけまさ、1853~1932年)がイギリスの時刻表を参考にして発行したものである。発車時刻や運賃のほか、沿線の案内や紀行文なども掲載されていた。
『汽車汽船旅行案内』創刊号
画像元:時刻表の父「手塚猛昌」顕彰ブログ
駅名・時刻とも漢字縦書きで、右から左へ横に進む体裁であった。全国の時刻表をまとめたもので、現在の時刻表の基礎を築いた。明治期の実業家である手塚は、これらのことから「時刻表の父」として知られる。
また、手塚は山口県萩市須佐の出身であり、山陰本線須佐駅前には「時刻表の父 手塚猛昌顕彰之碑」が建立され、功績を紹介する説明版が立てられている。
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