達磨忌(10月5日 記念日)

中国禅宗の開祖とされる達磨大師(だるまだいし)の528年(永安元年)の忌日(旧暦)。

この日には達磨大師の遺徳を偲び、寺院において法要が営まれる。

達磨大師

達磨大師について

達磨大師は、菩提達磨(ぼだいだるま、Bodhidharma)と呼ぶのが正しく、これを略して達磨とも呼ばれる。古くは達摩と書いた。「ダルマ」は、サンスクリット語で「法」を表す言葉である。絵画では、眼光鋭く髭を生やし耳輪を付けた姿で描かれているものが多い。

南天竺(なんてんじく:南インド)国王の第三王子として生まれ、6世紀初め海路から中国に渡る。洛陽の東にある嵩山(すうざん)の少林寺で壁に向かって9年間の座禅を行い、悟りを開いたとされる。この「面壁九年(めんぺきくねん)」の故事にちなみ、玩具としての「だるま」の人形ができた。

達磨により中国に禅宗が伝えられ、それは中国禅宗の六祖・慧能(えのう)にまで伝わったとされる。さらに臨済宗・曹洞宗などの禅宗五家に分かれる。日本の宗教にも大きな影響を及ぼした。

玩具の「だるま」は達磨大師の座禅の姿にまねた張り子の人形で、赤い衣姿で手足がなく、底を重くして倒れてもすぐ起き上がるのが特徴である。

だるま

起き上がり玩具としては、室町時代に「起き上がり小法師(おきあがりこぼし)」と称するものが流行したが、江戸時代から「だるま」が起き上がり玩具を代表するようになる。倒れてもすぐ起き上がるところから「七転八起(しちてんはっき)」の例え言葉とともに縁起物として全国に広まり、現在も親しまれている。

リンクWikipediaコトバンク

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カテゴリー「10月の記念日」「今日は何の日

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