東京都渋谷区代々木に事務局を置き、保険医の生活と権利を守り国民医療の向上を目指す全国保険医団体連合会(略称:保団連)が1992年(平成4年)に制定。
日付は「い(1)れ(0)ば(8)」(入れ歯)と読む語呂合わせから。市民に歯と健康の大切さ、歯科医療の重要性を知ってもらうこと、また「保険で良い歯科医療を」という運動を広めることが目的。
また、保団連では「入れ歯デー」の10月8日から11月8日までの一ヵ月を「イレバデーからイイハデー」月間としている。この期間を中心に、全国各地で歯科医療改善を広く市民にアピールする運動に取り組んでいる。
戦後まもなく、誰でもが安心して医療を受けられる医療制度を実現するため、医師たちの自主的な活動が各地で広がった。1961年(昭和36年)に国民健康保険法が改正され、国民皆保険制度が実現した。
そして、「保険医の経営、生活ならびに権利を守ること」「保険で良い医療の充実・改善を通じて国民医療を守ること」を目的に、各地に保険医協会・保険医会が設立され、1969年(昭和44年)に保団連が結成された。
2019年(平成31年)1月現在では、全国47都道府県・51保険医協会・保険医会が結成され、保団連に加盟している。保団連結成当時は、6団体1万人の会員だったが、現在では10万7千人を超え、開業医の63%が加入するとともに勤務医約2万人が加入する団体に大きく発展している。また、医科・歯科一緒に活動をしていることも大きな特徴である。
リンク:全国保険医団体連合会、Wikipedia