岡山県岡山市中区でセルフうどん店「手打ちうどん名玄」を経営する株式会社名玄(めいげん)が制定。
名玄はおいしい手打ちうどんを安価でスピーディに提供するために、お客様に手伝ってもらうセルフ方式を考えたセルフうどん発祥の店として有名。多くの人にセルフうどんの魅力を味わってもらうことが目的。
日付は同社の創業日である1976年(昭和51年)10月8日から。記念日は2015年(平成27年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
名玄では極上の国産小麦粉のみを厳選し、オリジナルで配合。独自の製法で練り上げた自家製生うどんは「コシがある」と好評である。添加物を一切使っていないので、安心して食べられる。
かけ汁は、甘口・辛口の2種類を用意している。お好みで、自由にブレンドもできる。メニューには、かけうどん・ざるうどん・生しょうゆ・冷やしうどん・ぶっかけうどん・カレーうどん・各種天ぷら・おにぎり・手巻きなどがある。
客は好みの量のうどんが入った丼を棚から選び、自分で湯せん機で麺をゆがく。その後に天ぷらやおにぎりなどのサイドメニューを取って会計をする。ネギなどトッピングをかけ、最後にうどんに出汁をかける。食べた後も丼を自分で返却口へ持って行く。
このようなセルフサービス方式は創業時から変わらないスタイルであり、当時うどん1杯100円で提供するためにセルフ方式が導入された。
店の名前「名玄」は「名人」や「玄人」にあやかって名付けられた。「うまい・安い・早い」に加えて、自家製麺は国産小麦で無添加、水は浄水器で塩素を除くなど「安全・安心」にもこだわる。
セルフ方式のうどん店の発祥については諸説あり、1960年代に香川県において登場していたとの情報もある。長らく、このようなセルフうどん店は岡山県・香川県・徳島県・愛媛県などの地域独特の業態だった。