子どもの学力養成の推進に寄与することを目的とする全国学習塾協会が1989年(平成元年)に制定。
日付は「じゅ(10)く(9)」(塾)と読む語呂合わせから。
学習塾の質的向上を図り、学習塾に対する正しい認識と信頼を獲得するための契機とするとともに、学習塾の健全な発展を願って記念日が制定された。
公益社団法人・全国学習塾協会(Japan Juku Association:JJA)は、1988年(昭和63年)10月8日に設立した団体で、学習塾・生徒・保護者・働く人々のために、学習塾業界のさらなる発展を目指す業界唯一の公益法人である。
自主ルール普及推進、学習塾講師検定や学習塾法務管理者等の人材育成、全国読書作文コンクールの開催、お客様の安心・安全のためのガイドライン普及推進、学習塾事業者のコンプライアンス活動支援などを行うことによってお客様に信頼されるよりよい学習塾業界の確立に成果を上げている。
学習塾(がくしゅうじゅく)とは、私的に子どもを集めて、学校教育の補足や進学準備教育を行う施設である。一般の塾は、中程度の学力レベルに合わせ、学校の授業より先行して授業を行ったり補習授業を行ったりする。
学習塾は学校ではなく自宅外で、国語や算数等の教科の指導を行うものをいい、そろばん等の習い事は含まない。学習塾は文部科学省の所管だと思われがちだが、学習塾はサービス産業の業種なので経済産業省の所管である。
難関校進学クラスを持つ塾と持たない塾に分かれるが、大手進学塾では学力に応じてクラス分けしていることが多い。個別指導塾や自習式の塾は個人の実力に応じて対応できるためクラス分けがない。
学習塾は昭和40年代より急激にその数を伸ばし、現在ではなくてはならない存在になっており、学校側も大手学習塾の指導法に注目している。かつて文部省(現: 文部科学省)は学習塾を好ましくない存在としていたが、1999年(平成11年)以来、学校教育と学習塾を共存させる方針に転換した。