字幕普及の日(10月9日 記念日)

岡山県岡山市東区に事務局を置き、難聴者の暮らしをよくするために活動する岡山市難聴者協会が制定。

日付は「じ(1)ま(0)く(9)」(字幕)と読む語呂合わせから10月9日を記念日としたもの。

同協会では「難聴者にとってメディアに字幕は欠かせないもの」との思いから、字幕付きCMをはじめ字幕の普及をめざす活動を行っている。

記念日を通じてすべてのメディアに字幕が付くようになることが目的。記念日は2024年(令和6年)4月10日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

岡山市難聴者協会

日本には、耳の不自由な人たちが難聴者も含めておそよ2000万人いると言われている。つまり、人口の約15%がテレビ放送の音声情報を得にくい状況にある。

そんな中で2022年(令和4年)10月にすべての放送枠で「字幕付きCM」の受け入れが開始された。字幕付きCMとは、音声を文字化し画面に表示したCMである。音声を文字によって認識できるため、聴覚に障がいのある人へ情報を伝える有効な手段の一つとなっている。

多くの聴覚障がい者の人からCMの内容を理解したいとの声をきっかけにして、テレビCMに字幕を付ける取り組みが始まっている。字幕付きCMは、聴覚障がい者や難聴を抱える人々の情報保障、マーケティング施策として高い価値を持つ。民放をはじめ、広告業界が字幕付きCMの普及に向けた取り組みを進めている。

リンク岡山市難聴者協会

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カテゴリー「10月の記念日」「今日は何の日

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