京都府京都市伏見区に本社を置き、京銘菓「華」「千寿せんべい」「姫千寿せんべい」など京菓子の製造・販売を手がける株式会社鼓月(こげつ)が制定。
日付は同社の創業が1945年(昭和20年)10月であることと、同社の看板商品である「千寿せんべい」の「せんじゅ」と「1010(せんじゅう)」の語呂も合うことから10月10日に。
記念日をきっかけにさらに多くの人に「千寿せんべい」に親しんでもらうことが目的。記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
2018年(平成30年)1月時点で同社は京都16店舗、大阪7店舗、東京3店舗の直営店を構える他、大丸・阪急・阪神・高島屋・京阪など百貨店を中心に全国に販売店43店舗を置く。
「千寿せんべい」は、新しい時代にふさわしい美味しさを求めて、それまでの和菓子にはなかった素材と製法を用いて1963年(昭和38年)に誕生した。ドイツの機械を取り寄せ、生まれたヴァッフェル菓子。ヴァッフェル(Waffel)とはドイツ語でワッフルの意味である。
波型のクッキー生地にやさしい甘さのシュガークリームをはさみこんだ菓子。その菓子は波間に飛鶴の影が映るおめでたい情景をあらわし、千代の寿ぎを願って「千寿せんべい」と名付けられた。誕生以来、京都土産として愛され続けている。