チロリアンの日（10月10日 記念日）
福岡県福岡市博多区に本社を置き、お菓子の製造・販売事業を手がける株式会社千鳥饅頭総本舗が制定。
日付は同社の代表的商品「チロリアン」を縦から見ると数字の1に、横から見ると数字の0に見えることから10が並ぶ10月10日としたもの。
チロリアンロング
「チロリアン」は筒状に焼き上げたクッキーにクリームを詰めたもの。福岡土産として、また、お茶の間のお菓子として親しまれてきた。
2022年（令和4年）に発売60周年の還暦を迎えるにあたり、記念日を通して懐かしい昭和の「チロリアン」から令和の「チロリアン」へと刷新させることが目的。記念日は2022年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社が創業したのは江戸時代の1630年（寛永7年）のこと。「水鏡せると伝ふる 天神のみあしのあとに 千鳥群れ飛ぶ」という菅原道真公の故事にちなんだ和歌から、縁起のよい鳥である千鳥を屋号として千鳥屋（ちどりや）は誕生した。
千鳥饅頭
白餡を南蛮伝来のカステラ生地で包んで黄金色に焼き上げた千鳥饅頭を中心に、かすていら、丸ボーロ、そしてチロリアンなど、主に南蛮菓子をルーツとするお菓子に創意工夫を加え、独創的でオリジナリティ溢れる商品を、安心・安全で厳選された原材料のみを使用して製造している。
千鳥屋の基本理念は「売り手良し 買い手良し 世間良し」の三方良し。愛や真心、誠意を込めてお菓子の製造や接客を行っている。そして、顧客満足を高め、本業を通じて社会に貢献している。
「チロリアン」は、1962年（昭和37年）に発売され、多くの人に親しんでもらっている同社の代表作である。ロールクッキーは、新鮮なミルクとバターをたっぷり使い、チロル伝統のレシピでサクッと焼き上げた軽い食感が特徴。そして、千鳥屋オリジナルの口どけなめらかなクリームを入れた。
チロリアンハット
商品ラインナップとして、バニラ・コーヒー・ストロベリー・チョコレートの4種類の味がある。また、定番商品の「チロリアンロング」の他に、平焼きタイプの「チロリアンハット」、長さが短い一口サイズの「チロリアンショート」、冬季限定の「アルプスショコラ」、ももち店・空港店で限定販売の「太宰府チロリアンうめ」などの商品もある。
