兵庫県神戸市中央区に本社を置き、缶コーヒーなどの飲料の製造・販売などを手がけるUCC上島珈琲株式会社が制定。
同社はカプセル式コーヒーシステム「ドリップポッド」を2015年(平成27年)に独自開発。カプセルは挽きたてのコーヒーを1杯分ずつ密封パックしているため、計量する手間なく鮮度の高いコーヒーを使用することができ、マシンはプロのハンドドリップの抽出メカニズムを搭載しているので、確実に推奨する抽出レシピでコーヒーを淹れることができる。
カプセルコーヒーの品質の高さ、利便性を知ってもらい、いつでもだれでも、ボタンひとつでプロのハンドドリップの技を再現できる魅力と美味しさを、より多くの人に深く親しんでもらうのが目的。
日付は10月1日の「コーヒーの日」に、カプセル式コーヒーにセットする丸いカプセルに見立てた0を足して10月10日を記念日としたもの。記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
UCC上島珈琲株式会社は上島商店(現在のウエシマコーヒーフーズ、上島治忠が創業)を源流に、上島忠雄が1933年(昭和8年)に個人商店として創業。呼称の「UCC」は社名の英語表記「Ueshima Coffee Co.,Ltd.」の頭文字に由来している。コーポレートメッセージは「Every coffee, every moment」である。
同社の資本金は10億円、売上高は976億円(2022年12月期)、従業員数は818名(2022年12月末)となっている。同社は1969年(昭和44年)に世界初のミルク入り缶コーヒー「UCCコーヒーミルク入り」を発売したことでも知られる。また、1994年(平成6年)に日本で初めての缶入り無糖コーヒー「UCC BLACK無糖」を発売した。
同社の「ドリップポッド」は、いつでも、誰でも、プロのクオリティを楽しめる、そんな理想を実現したコーヒーシステムである。カプセルを選んでボタンを押せば、抽出メカニズムを搭載したマシンがたった1分でプロの味をあなたの手元へ届けてくれる。
関連する記念日として、同社は「む(6)とう(10)」(無糖)と読む語呂合わせから6月10日を「BLACK無糖の日」に制定している。