大阪府大阪市平野区に事務局を置く一般社団法人・中性脂肪学会が制定。
日付は2019年(令和元年)から毎年10月第3土曜日に学術集会・市民公開講座などを開催して中性脂肪の啓発活動を行うことから。
中性脂肪について学び、知識を深めることでより多くの人に健康になってもらうことが目的。記念日は2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「中性脂肪の日」の日付は以下の通り。
中性脂肪学会(Society for Triglyceride Biology and Medicine:TGBM)は、国内外における中性脂肪学に関する学理及びその応用についての研究・発表、知識の交換、生涯学習の支援・奨励などを目的としている。
そして、その目的の達成のために、学術講演会の主催・共催、学会誌・学術図書等の発刊・発行、研究及び調査の実施、研究の奨励及び研究実績の表彰などの事業を行っている。
健康診断でよく目にする中性脂肪(トリグリセリド:TG)は身体のエネルギーになる脂肪の一種で、身体にとって重要な栄養素だが、貯まり過ぎても不足しても病気になる。中性脂肪は肉や魚、食用油など食品中の脂質や、体脂肪の大部分を占める物質である。
トリグリセリド(triglyceride:TG)は、1分子のグリセリンに3分子の脂肪酸がエステル結合したグリセリン脂肪酸エステルで、中性を示す中性脂肪(neutral fat)の1つである。グリセリン脂肪酸エステルにはモノグリセリド、ジグリセリドも存在するが、血液中に含まれる中性脂肪のほとんどはトリグリセリドであり、中性脂肪はトリグリセリドと同義とする場合が多い。
中性脂肪をとり過ぎると体脂肪として蓄えられて肥満をまねき、生活習慣病を引き起こす。また、血液中の中性脂肪は、食べ過ぎ、アルコールの飲み過ぎ、肥満によって高い値となり、動脈硬化症や膵炎などの病気を引き起こす危険があり、注意が必要である。