国連統計委員会(UNSC)が2010年(平成22年)に制定。国際デーの一つ。「世界統計の日」ともされる。英語表記は「World Statistics Day」。
国際社会において公的統計が果たしてきた役割と重要性を改めて認識し、更なる関心を高めることが目的。第1回「世界統計デー」は2010年10月20日に実施された。以後、5年おきの10月20日に実施している。国連は国際機関や各国の統計機関に対して、研究者・メディア・その他の統計利用者とも協力して、この日の意義を知らせるイベントなどを行うよう要請している。
国勢調査を始めとする公的統計は国連などで定めた世界標準で作成されている。グローバル化時代においては、国際比較が可能な信頼できる公的統計データの必要性が増しており、国内のみならず国際レベルで公的統計の意義を理解してもらうため、世界共通の統計デーが設けられた。
日本では、従来から10月18日を「統計の日」としており、1973年(昭和48年)7月3日の閣議了解によって制定された。この記念日は、1870年(明治3年)9月24日(新暦10月18日)、日本の生産統計の起源となった「府県物産表」に関する太政官布告が公布されたことに由来するものである。
また、それぞれの国でも「統計の日」を制定しており、例えばインドでは、同国の統計学者プラサンタ・チャンドラ・マハラノビス(1893~1972年)の誕生日である6月29日を「統計の日」としている。