タイムカプセル・信毎ペンの庫の日(10月22日 記念日)

長野県長野市と松本市に本社を置く信濃毎日新聞社(通称:信毎)が制定。

同社が1951年(昭和26年)に児童生徒の作文、絵や県内の資料を集めて保存した「信毎(しんまい)ペンの庫(くら)」事業と、そのために建てた「信毎ペンの庫」を記念するのが目的。

信毎ペンの庫
信毎ペンの庫

「タイムカプセル」という発想が一般的ではなかった時代に、信州の資料を「信毎」が5万号を発行する70年後まで保存するという壮大な企画は、歴史を記録し記憶に残す新聞の使命を実践したものと言える。

日付は「信毎ペンの庫」が長野市の城山公園に建設され、除幕式が行われた日の1951年10月22日から10月22日を記念日とした。記念日は2023年(令和5年)10月22日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

信濃毎日新聞のロゴ

『信濃毎日新聞』は1873年(明治6年)7月5日に『長野新報』として創刊した。2023年4月の販売部数は約39万9000部で、県内シェア70%超を占める。同社の資本金は1億円、正社員は419人(2024年4月時点)となっている。

なーのちゃん

信濃毎日新聞のマスコットキャラクターは「なーのちゃん」である。信州の山にすむ小動物オコジョがモデルとなっており、好奇心が旺盛で、新聞が大好きな妖精。ふだんは両親と、きょうだい、友だちと森の中で暮らしている。気になるニュースがあると「(原因は)何なーの?」と新聞紙で作った紙飛行機に乗って現場にかけつけ、自分で取材を始めてしまう。

「信毎ペンの庫」には、当時の小中学生の作文や絵が納められ、タイムカプセルに保存されていた。そして、70年後の2021年(令和3年)に公開された。作品を入れたことを覚えていた人も多くいて、おじいさん、おばあさんになった人々に返した。

2023年に同社は創刊150周年を記念して、タイムカプセル事業「新『信毎ペンの庫』」において長野県内の小中学生を対象に手書きの作文を募集した。作文のテーマは「20年後のわたしへ」であり、同社が預かり希望者に20年後に返却する。

リンク信濃毎日新聞Wikipedia

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カテゴリー「10月の記念日」「今日は何の日

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