1936年(昭和11年)のこの日、ベルリンのドイツ放送で、世界初のラジオのリクエスト番組が始まったとされる。
この番組は、前年のクリスマスの夜に生演奏番組の放送中にリスナーから、希望する曲目を演奏して欲しいと電話があったことがきっかけで始められた。その後、リクエスト番組は大ヒットした。
リクエスト番組とは、主にラジオでリスナーからのメール・ファックス・ハガキなどにより求められた楽曲(リクエスト曲)を再生する音楽番組である。
日本におけるリクエスト番組は、初めはハガキによるリクエストが主だったが、その後リアルタイムで受け付けられる電話リクエスト(電リク)が主流となった。
日本での電話リクエスト番組は、1952年(昭和27年)12月24日に、ラジオ神戸(現:ラジオ関西)がクリスマスの特別番組として実施したのが最初とされる。当日リクエストが2000件も舞い込み、この企画は成功した。これをきっかけとして、他局も含めて複数の電リク番組が放送され、人気を集めた。
その後、21世紀になってから経費節減のために電話受付オペレーターが省かれるなど、電リク番組はなくなりつつある。代わりにメールやファックス、Webサイト上のフォームを利用したリクエスト番組が主流となっている。