民間航空記念日(10月25日 記念日)

1951年(昭和26年)のこの日、戦後初の国内民間航空会社として設立された日本航空が、1番機の「ど星号」または「もく星号」で東京~大阪~福岡間の運航を開始した。

日本航空のマーチン2-0-2「もく星号」と客室乗務員
マーチン2-0-2型機

第二次世界大戦で敗北した日本は、連合国より軍民問わず、航空機を運用することを禁止されていた。当時は模型飛行機でさえ飛ばしてはいけなかったという。そして、この日にようやく民間旅客機の定期路線が就航した。

ただし、実際には日本航空は営業面だけを日本側が担当し、実際の定期路線運航はアメリカのノースウエスト航空が操縦士つきで担当した。この時に使われたのが、アメリカの航空機・マーチン2-0-2型機であった。日本航空では5機を運航し、「すい星」「きん星」「か星」「もく星」「ど星」の太陽系の惑星に由来する愛称が付けられた。

しかし、わずか半年後の1952年(昭和27年)4月9日に「もく星号」が伊豆大島の三原山に墜落し、乗客・乗務員37名全員が死亡するという大事故が発生した。この事故を受けて、マーチン2-0-2型機は全機返却された。軍事機密もあり、この事故の原因は不明のままである。

墜落した「もく星号」
墜落した「もく星号」

3月6日は日本航空が世界一周西回り路線の営業を開始したことに由来して、「世界一周記念日」となっている。

リンク日本航空Wikipedia

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カテゴリー「10月の記念日」「今日は何の日

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